ネイティブアプリに分類されるスマホアプリは、大勢の人員と潤沢な資金で為されるシステム開発などとは違う。
制約された条件のなかでの少人数による開発となるため、開発者のセンスが成否の鍵を握る。
実際、現在好評を博しているスマホアプリの多くは、シンプルながら奥深い内容のものばかりであるが、いずれも個人のセンスによって成功したものばかりだと言ってよい。
つまりスマホアプリ開発は、かつてのゲーム業界のように個人が花形開発者として脚光を浴びられる最後のフロンティアなのだ。
開発者にとってこれ以上のやりがいは無いであろう。
当然ながら、金融系システム開発などに比べると予算は限定される。
ただしスマホアプリ開発においては、パソコン数台さえあれば、ほとんど支障がないものとなっており、予算問題はさほど大きな問題ではない。
それこそ、たった一人でも開発は可能である。
潤沢ではない予算のなかで工夫に工夫を重ねることは日本人の得意分野でもあり、これもまたやりがいのひとつであろう。
基本的にスマホアプリは、処理能力が異なる多くのスマホ端末に対応できることが求められる。
しかし案件によっては、使用者と機種が限定される場合がある。
たとえば、クライアント企業に勤める従業員だけが特定のスマホ端末で利用できるシステム開発だ。
そのような案件において何より求められるのはセキュリティ対策だ。
セキュリティ性能を高め、クライアントの期待に応えることも面白さと言える。
これから益々活気づくであろうアプリ開発の現場で仕事をしたい方は、「アプリ開発には何が必要か」で情報収集すると良いだろう。